積雪は少なかったものの、体を刺す寒さは健在だった冬を超えて春が来たと思えばもう桜は満開を超えて葉桜交じりの今日。
温暖化の影響で新生活に花を添える象徴よりも、笑顔で別れを告げる手助けになる花のようになっているのは悪くないな、と今年も僕らを置き去りにして時期を超えていこうとする桜を撮りながら思っています。
話は変わり、本題に。
来る7/13から7/17に高円寺のSummer of Loveさんにて個展” 1994 ”を行う運びになりました。
写真を撮る。
最近はスマートフォンに当たり前のように高画質撮影ができるカメラがついていて、誰もが苦労せずに写真を撮って好きなように加工ができて、好きなように送受信ができる。
そんな中、ふとその写真自体の行方を考えるときがあります。
僕の両親の世代はフィルムカメラ・VHSビデオだけ。いまのようにLINEを開いてすぐに送信なんてできなかった一方で撮りだめたものたちを手紙と一緒に送ったり、テープに録画して形に残したり。そのおかげでたくさんの時間を超えて、子供の世代にその姿を見せてくれています。
それと比べて、僕らが現代で撮っている写真はどこへ行くのだろう。
今の時代だからこそ”形に残す”を意図的にやりたいなと強く思うようになって、今回の個展の開催に行きつきました。
高校3年の時、無理を言って卒業記念にCanonのデジタル一眼カメラを買ってもらって以来、写真が好きになってどこに行って何をして、何を演奏しているときもどこかで「この風景を写真に残したい」と思いながら生活するようになっていました。
もしかしたら、言葉で何かを伝えるよりも写真にして渡すほうが得意かもしれない、なんて思うことも最近は屡々あります。
僕がやっている音楽を聴いてもらうときも、写真を見てもらうときも、それに触れたときに貴方が見たいつかの景色とリンクしたり、大切な人に見せたいと思ってもらえるようなものを作れたら、と思いながら作っています。
今回の個展も、そんなことを思いながら準備しているのでぜひ、大切な友人、彼氏、彼女、奥さん、旦那さん、両親、子供、大切な人と一緒にお越しください。
久しぶりに会いたいなと思った友人を誘う口実に使ってもらえたりしたら、何よりの光栄です。
もちろんお一人様でも大歓迎します。期間中、僕はおひとり様でお待ちしているので(おそらくとても時間を持て余していると思うので。笑)ぜひいろんな話に花を咲かせましょう。
以下、詳細を記載しています。
わからないことはこちらのメールアドレスまで。お待ちしています。
overtheblue99@gmail.com
個展開催の時期には、半そでも脱ぎたくなるくらいの暑さになっていると思うので、思いを載せた写真と共に、キンキンの飲み物を準備してお待ちしていようと思います。 心から、ご来場お待ちしています。
~~~~~~~~~~ Ryotaro Nara Photo Exhibition " 1994 " Date:2023.7.13(Thu)~7.17(Mon)※時間詳細は近々に更新します。 State:高円寺Summer of Love 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4丁目41-6 ※JR高円寺駅南口から徒歩2分 https://summeroflove.jp/ ~~~~~~~~~~
奈良遼太郎 | RN
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