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Life with / Voigtländer NOKTON classic35mm F1.4 II

2019年の冬、Leica M-E type 240の発売がお知らせされました。 Leicaに恋い焦がれていた僕にはほかの機種と比べて安く手に入れることができるこの機種はとても魅力的で即予約・購入をしました。ただ、当時の僕はLeicaレンズを合わせて購入するほどの度胸とお金を持ち合わせてはおらず、最初に使うレンズを探す日々が始まりました。 しばらく探しているうちに、その年に発売されたVoigtländer NOKTON classic35mm F1.4 IIという存在を知りました。



公式HPの作例さることながら、値段のコストパフォーマンス、ないしレンズ自体のビジュアルにひとめぼれし、最初のレンズはこれだ!と決意。満を持して12月某日にカメラとレンズを手にしました。

かっこいい・・・ 初めて手に取った時の高揚感は今でも鮮明に覚えています。本レンズと合わせてレンズフード「LH-6」とTyoe240につけられる電子ビューファインダー「EVF-2]も合わせて購入しました。


ちなみにこのEVF-2はOlympusが出していた「OLYMPUS VF-2」のOEM製なのでどちらでも使いまわすことができます。



前面のLEICAロゴが美しくない、と嫌いな方はOlympusのほうを購入しマスキングしている、というような方もお会いしたことがあります。僕はどちらのスタイルも好きです。 話はレンズに戻して。


このセッティングを手に入れて撮影した家族のもなか(愛犬)の写真です。 慣れないマニュアルフォーカスのフォーカスリングを回して撮れた写真を見たときに「遂に子の写りを手にしたんだ・・・」と達成感に酔いしれました。


使い込んでいくうちに知ることになるのですが、本レンズは収差をあえて残すことで開放では滲みのある写真が撮れる、にもかかわらず絞ることでシャープな絵を得るために光学ガラスをアップデートしたレンズになるため、このコンパクトなサイズのレンズのみで2つの写りのイメージを撮ることができる、二面性を兼ね備えています。AB型の僕にはその二面性も大きな魅力のひとつに感じられました。

今までに本レンズで撮影した作例をいかに載せます。



僕は開放で撮れる絵が大好きでF1.4をほぼ常用しています。それ故に写真の四隅に周辺現行が現れているのですがもはやそれがないと落ち着かないくらいに、開放での撮影が多いです。Iphoneで撮影するときれいな写真は撮れるのですが、どこかで見たことがあるような普遍的なものとして見えてしまう部分に少し物足りなさを借りたことがあります。 子のレンズは物そのものをそのまま写真として残してくれる、ある種のタイムカプセル・タイムマシンのような気持にさせてくれます。 4年近く、100,000枚近く撮影する今でもどこかへ行くときのミニマム構成はこのレンズをつけて旅をしています。












Mマウントの35mmレンズは本レンズのほかにも魅力的なものがたくさんあるにもかかわらず、大きな購買意欲をいまだに感じていません。 その大きな理由はこのレンズにある気がします。これは極端すぎると思われるかもしれませんが、もはやレンズ一体型カメラとして、この運用でもいい!と思えるくらい僕はこのレンズが好きだと思います。ミニマムなサイズ、シルエットにもかかわらず大胆な描写。 たくさんのギャップ、二面性。 たまらないです。 これからもこのレンズで、たくさんの瞬間を切り取っていきたいと思います。 重ねてになりますが、ぜひ作例ものぞいてみてください。 作例

ではまた。 RN





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