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2024年カレンダーを作りました

一番面白い漫才師が毎年決まると、今年も年の瀬か、と思うくらいに定着した祭りイベントを見終わり、街中でおしゃれな人が一番多い日を終えると一気に年の瀬を感じる今日この頃です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。


11月までの怒涛の仕事・レコーディング・制作月間を終え、12月は息継ぎの月にしながらも来年に向けた何かを作りたいと思って考えているものの着手できていなかったカレンダー制作に取り組みました。 こちら でも販売し、想像よりもとても人気やったので、1年分の名刺サイズのカレンダーの続き、~2024年12月までを作成しました。

せっかくなので写真の説明をしようと思いますが、まずは購入できるサイトリンクを張らせてもらいます。



ではでは、さっそく。長くなるのでお時間のある時にちらっと除いていただけたら幸いです。 1月: 始まりの月にもなるので勢いづくような力のある写真にしようと思っていたのですが季節の代名詞を考えるとやはり寒色や風物詩になるようなものを写した写真にしたいと考えながら写真を探していたらぴったりのものを見つけました。同年に友人の結婚式があり二人の写真を二人が住んでいる地域で撮影し練り歩いていた時の一枚。雪の上にできたそれぞれの足跡に寒さが映し出される藍色の足跡。結局何かを頑張るにしても少しずつ、一歩ずつだよなという気持ちを込めて。



2月:

個人的に冬の始まりは12月のイメージなんですが、一番寒い時期は2月だな、と毎年思っています。写真からも気温が伝わるような1枚にしたくてこの写真が選ばせにやってきました。 実家の近くに2本だけ生えている白樺があります。小さい頃は、木種なんて気にしたことはないですが近くに群生する木々とは経路の違う1本があるな・・と思いながら横を通り過ぎていました。白樺は湿気にも強く、まっすぐに成長するので日本でも多く見られる特徴的な種類です。葉のない時期に表皮が白いことから寒冷地のイメージが強いですが、実は意外と都内でも見つけることのできる木々になります。 今こうやってみると1本ではなく2本あることにいろいろな意味を考えてしまったりもします。寒さが厳しいであろう2月、頑張って乗り切りましょう。


3月:

学生の頃は何かとお別れの式が多くて好きになれない月だったのですが、こうも大人になると日常が当たり前のように過ぎてしまう3月。その中で出会いも別れも大事なことに気づかせてくれるこの季節の象徴は、やっぱり桜なんだなと思います。 群生している圧巻の景色も、1本でたたずんでいるものも、どちらも乙な雰囲気がありますよね。ソメイヨシノの育成方法はいわずもがな、日本人の性格を象徴したような種類だ棚と思います。 桜の開花、と聞くと春をイメージしますが実態として3月はまだまだ残寒の厳しい季節だなと思っています。写真の背景の青は澄んでいて日本の厳しい寒さを想起させつつも主役の桜がこれからの季節を期待させてくれるような矛盾した相反性が好きでこの1枚を選びました。

4月: 越冬して一気に町中に緑が広がる季節。 何気ない日常のポートレートもモサモサの緑が増えていって、情景が変わって季節の変化を感じる季節だな、と思います。2年近く、週末は二子玉川の河川敷で友人とサッカーをするルーティンで生活しています。休憩中に撮れた一枚の中からお気に入りを選びました。 2023.04.09に撮影、個人的にこの日はいろいろなことがあってずっと記憶にある一年でした。こういう日の写真は一緒忘れないでいたい、という思いも込めて。

5月: 僕がいつも使っているカメラはオートフォーカス機能が付いておらず、設定を変え撮影を行い移動した後に設定を変えたことに気づかず次の一枚を撮ろうとすると、今回みたいな写真になってしまったりします。加えて明るさや、露出もマニュアルにしているとAFでは絶対に撮れないような写真が撮れたりするのですが、それがたまらなく素敵に思えることがあります。ボケたり、失敗みたいな写真すら自分で設定した項目で撮れたんだと思うと、愛着がわくイメージが一番近いのかなと。写真以外にも言えることなんやろうけど、そうやって自分が選んだものやことは、大切にできるのかな、と思ったりもします。5月は毎月、何かと期の引き締まるイベントが多くついつい肩に力が入ってしまいがちですが、大切なことは忘れないようにゆっくり、息抜きしながら過ごせるように、この写真を選びました。

6月: 日本は、6月に夏至があります。1年の中で一番昼間が長く、正午の太陽の高さも最も高くなる日です。でも7,8月のほうが気温が熱くなるのは季節の関係で梅雨の影響を受けて6月は比較的に気温が上がらない立地条件の国となっています。それも相まって、空気中の湿度が多く、光の分散が起こるため色のグラデーションの激しい夏至を眺めることができます。 2023年の夏至は休みだったこともあり、日の入り待ちながら、ゆっくりと変わる色を眺めながらこの一枚を撮影しました。開催した個展1994でも大判プリントをした、お気に入りの1枚です。

7月: パリッパリの暑さに肌を焦がしながら過ごす7月。 遠くに見える大きな積乱雲も好きなのですが、風の強い日に様変わりする線上の雲も個人的にはお気に入りだったりします。大気の流れが緩やかだと飛行機雲が長い間の凝ったりもしますが、気候の変動が大きい季節は伴った風の流れも大きく、すぐに霧散してしまうことが多いです。この写真の斜めにできた雲も飛行機雲が崩れていった際にできた雲だろうな~、なんて想像しながら撮った1枚。お気に入りです。


8月: でっかい入道雲!にしようとも思ったのですが、去年作成したカレンダーがそうだったので今年は嗜好を変えて。今年度よりLeitz Minolta CLというフィルムカメラを機材の1つとして買い足しましてFujicolor100を入れてキャンプに行った時の1枚に。僕はいろんな場所でも話していますが、不確実性だったり、偶発的にそうなってしまったものを好む修正がありこの写真も半分以上、感光してしまっていたり少しアンダーぎみのSSで後から色味を持ち上げていたりとまだまだ使いこなせていないカメラで撮影した感がむき出しの写真になってしまっていますが、それがとてもいい表情に見えたのでパキッと出ている青に惹かれ8月の1枚に決めました。

9月: まだまだ残暑と戦う季節ですよね。暦通りの働き方の多くの人は夏バテを直す息抜きのある連休がある月で、好みの人も多い気がします。9月は昼と夜の気候の変動が多きく、夕暮れ時になると空の低い場所に写真のようなもさっと横に長い雲ができやすくなります。一方で高い場所には不純物が少なくなるので無地のキャンパスにグラデーションを敷き詰めたような写真を撮ることができます。今年(2023年)は随所で花火大会が復活して、いつもの夏に戻ってきた気がします。友人との花火大会の、打ち上げ時間待ちに撮れた1枚。 来年は、もっとたくさんの花火師さんの仕事が忙しくなることを願いつつ。この1枚に。

10月: 写真の仕事や、作品を意識した写真ばかりを撮って少し息苦しくなりつつ近所でカメラ片手に散歩していた時に撮れた1枚。 僕はたぶん、こういった何気ない日常を撮りたくてカメラが好きなんだろうな、という気持ちを再認識させてくれる時間になりました。写真という媒体には役割がいくつかあると思います。後世に語り継ぐための家族写真のようなものや、歴史的な産物を記録として残すもの、その一方で何気ない日常を忘れないための日記のような1枚を記録すること。 家徒歩2分から取れた景色ですが、この写真を後から見返したときに当時の感情をいろいろと思い出すこともできて、こういう写真の重要性を再認識しています。



11月: 1月で冬を伝えるための表現が直接的になったので違う方面から伝えたく、11月はどうしようかなと考えていたところちょうどいい1枚があったので採用。 今年は暖冬、ということもあり10月を過ぎても広葉樹がまだ葉を落とさない場所も多くありました。ですが少しずつ気温は下がり緩やかに葉が枯れて、背景の空気は寒さを思わせる水色に変化してきたのがよく表れている写真になっていると思います。

イーサンホークの出演するBeforeシリーズなど、時間が詰め込まれた作品が大好きなのですが、そんなニュアンスに近い1枚かなと思います。

12月: 丸の内のイルミネーションは11月の中旬くらいから始まり、だいぶ長いクリスマスシーズンを過ごすことができます。クリスマスシーズン、なんとなく暖かい雰囲気が続くので1年中クリスマスシーズン仕様みたいなお店があっても素敵なのになと思ったりします。 青×黄のコントラストは気に入っていてよく構図にするのですが、光源と背景、みたいな写真はあまりとったことがなかったので、お気に入りです。


以上、長くなりましたが12枚のお話でした。小話程度に読んでいただけたら幸いです。

デジタル版、フィジカル版ともにこちらから購入できますので良ければお手元に撮っていただけたら、幸いです。



ではまた。


RN

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親友が死んで6年が経った。 変わらない毎日を、いや、変わってないと言うには残酷すぎる毎日を過ごしている。大学生だった俺らは親になったり、夢を追いかけたり、いつまでも煙草が辞められなかったり、窮屈な居場所を手放すことも出来ずにもがいたり、人生の目標を無くしてしまったのに生きてしまっていたり、毎年この日を思い出してしまったりしている。 年に一回思い出す日にはなっているが、実際はもっと多くの日、あいつと

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